コロナパンデミックから考える「アメリカってどんな国?」

コロナパンデミックから考える 「アメリカってどんな国?」

みなさん、こんにちは!Yukikoです。


2020年1月未明にアメリカでコロナウィルス感染者が確認されてから、2年が経ちました。


最近では、世界的にコロナ前の生活に戻りつつあり


少しずつコロナパンデミックの終息に向かっているように思います。


ready


色々と忘れてしまう前に、アメリカのコロナ事情を振り返って



アメリカという国はどんな国か?改めて見ていきたいなと思います。

  • アメリカの文化や社会について興味がある方
  • 海外に興味がある方


は、ぜひご覧ください!


この記事が面白いと思った方は、記事の終わりにあるいいねボタンのクリックをお願いします!

目次

良くも悪くも全てがスピーディな国、アメリカ

アメリカに住んで早4年経ちましたが、住んでて思うのが


アメリカは、とにかく「速い」ということです。


物事の進み具合が良くも悪くも速いので、あっという間に状況が変化します。


それは、このコロナ禍でも何度も感じることでした。


感染の広がり

2020年1月未明に、アメリカで初めてコロナウィルスの感染者が確認されたあと


瞬く間に感染者数は増えていき、2020年4月の感染者数は100万人にまで登りました。


一方で、その頃の日本はまだ1.5万人程度の感染者数でしたので


アメリカのコロナウィルス感染拡大の速さが分かると思います。


ここまで感染が広がった理由は簡単には断定できませんが


個人的な見解では


  • 衛生管理の低さ(手洗いうがい、マスク着用などの意識が低い)
  • 医療費が高額のため十分な医療が受けられない人が多い
  • 肥満体質



などが一部の要因として挙げられると考えます。

pandemic

街中がロックダウンになったタイミング

2020年1月にアメリカで最初の感染者が確認されてから


2ヶ月も経たないうちに、ほとんどの州がロックダウンになりました。


現在私が住んでいるミシガン州の話をすると


3月中旬ごろにミシガン州で初めて感染者が確認されてから


1週間もたたないうちに街中がロックダウンになり、不要不急の外出が禁止になりました。


当時のことを今振り返ると


この1週間で何もかもが全て変わり、動揺したのを覚えています。

covid19

PCR検査とワクチンの普及

アメリカ国内におけるコロナウィルス感染拡大の勢いはものすごかったですが


一方でPCR検査やワクチンの普及に関しても、とても速かったです。


PCR検査は、コロナウィルスが流行り出してから


「PCR検査が受けられない」というようなことは聞いたことがなく


近くの病院に行けばいつでも受けられる状態でした。


またコロナウィルスが流行り出してから、PCR検査をより受けやすくするために


近くの薬局のドライブスルーでPCR検査を受けられたり


PCR検査専用の施設が設けられたりしました。



くわえて、ワクチンの普及に関してもスピーディで


2020年の秋冬ごろから、高齢者や医療従事者から優先的に提供され


2021年に入ったころから、高齢者や医療従事者以外の一般市民にも提供されるようになりました。

コロナワクチンが開発された当初、日本ではワクチン接種に対して


心配の声が多く上がっていたと思います。


アメリカでも一定数の人は、ワクチンに対して消極的でしたが


個人的には、好意的な考えの人がはるかに多かった印象です。


私の周りの話をすると、2021年の2月ごろには、病院や薬局でワクチンが打てるようになっており


「我先に!!!!」と打ちたがる人ばかりで


TwitterなどのSNSや口コミで


「どこの会場でどのワクチンが受けられるか」などの情報戦になっていました。


そのため、ワクチンが本格的に普及してから半年後の


2021年7月には、人口の約50%が2回目のワクチン接種を完了させており


約56%が1回目のワクチン接種が終わっているという状態でした。

ワクチン接種がここまで積極的に行われたことも影響し


経済活動を元に戻そうとする動きも速かったように思います。


たとえば、ニューヨークでは2021年6月中旬ごろに


NY州のコロナ関連規制を一部を除き撤廃することを発表しました。

これは事実上のコロナ終息宣言ですね


それから徐々に人が多く集まるようなアクティビティが再開されたり


ワクチンを打っていればマスクはしなくていいというルールへ変更になったり


2021年の夏頃からは、コロナ前の生活とほぼ変わらない状態にまで戻りました。



2021年の8月にデトロイトで行われたMLBの試合の写真です!


2021年の11月には、ワクチンの接種完了を条件に外国人が観光でアメリカへ入国できるようになり


2022年に入ってからは、各州で徐々にマスク義務のルールが撤廃され


今ではほとんどの州でマスク着用のルールがなくなっています。

とにかく主張する・我慢しない国、アメリカ

アメリカでは、基本的に自分の意見を主張することをポジティブに捉える傾向にあります。


そのため、良くも悪くも自分の考えを突き通し、我慢しない人が多く


特にこのコロナ禍で何度もそのように感じていました。

「ロックダウン」に対する抗議デモ

アメリカでは、2020年3月ごろから各地でロックダウンになり


不要不急の外出は禁止となりました。


そして、街のビジネスに関しては、スーパーやガソリンスタンドなどのエッセンシャルワーク以外は


基本的に停止となっていました。

街に人も車もほとんどいなくてゴーストタウン化していた


そんな状態が、2週間、1ヶ月、1ヶ月半と、どんどん延長されていき


人々の我慢は限界にまで達し、各地で抗議デモが起こりました。


「マスク着用の義務化」に対する抗議デモ

アメリカでは、コロナパンデミック後


商業施設や公共の場でのマスク着用が義務付けられていました。

マスクを着けていなかったら罰金などのペナルティが課せられていました


そもそもコロナ前のアメリカでは


日常生活でマスクを着用するような文化に親しみがなく、マスク着用を嫌がる人も多いです。


突然流行り出したウィルスのせいで、マスクの着用を強制させられることに


多くの人が抵抗感を覚えて、アメリカ各地でマスク着用に対する抗議デモが起こりました

「ワクチン接種義務化」に対する抗議デモ

2021年の秋ごろに、アメリカではバイデン大統領が


従業員100人以上の企業に対して、従業員のワクチン接種の義務化を提示しました。


それを受けて、アメリカ各地で「ワクチン接種義務化」に対する抗議デモが起こり


ワクチン接種のルールに従わず、仕事を辞めたりボイコットをしている人もたくさんいます。


結局、連邦最高裁判所がワクチン接種の義務化に対する差し止めを命じたので


2022年1月未明に、バイデン大統領はワクチン接種の義務化を撤回することになりました。


そのため、現在は一部の地域において、独自的にワクチン義務化を命じているところはありますが


アメリカ全体に対してワクチン接種が義務にはなっていません。

アメリカでは、このように「気に入らないこと」があれば、すぐに抗議活動をします。


コロナが流行した期間では、特に多くの抗議デモが行われ


コロナに関連した抗議デモから、ブラックライブズマターや


ポップ歌手のブリトニースピアーズの後見人制度に対する抗議活動まで


さまざまなデモをニュースで目にしていました。


日本人として生まれ育った私の感覚からすると


多くの人が集まり自分の意見を叫びまくっていると


かえってコロナウィルスの感染拡大を引き起こしてしまうのでは?と心配になりますが


アメリカはとにかく自由を愛する国です。


そのため、自分の人生に対して自由に選択できる権利が無いと感じたら


その時点で我慢をせず、声をあげるような人がたくさんいます。

柔軟な国、アメリカ

コロナが流行り出してから、日々目まぐるしく状況が変化していたアメリカでしたが


一方で、このコロナパンデミックを通じて、アメリカは


「状況に合わせて臨機応変に対応をするような柔軟なところがあるんだな〜」


と感心したことがありました。

PCR検査が薬局のドライブスルーでできるところ

日本では、ドライブスルーと聞くと「マクドナルド」や「スターバックス」など


ファストフードで食べ物を買うときに使うようなサービスをイメージすると思います。


アメリカでは、実はファストフード以外にもドライブスルーのサービスがたくさんあり


その一つが薬局です。


コロナウィルスが猛威を振るい出したころには


薬局のドライブスルーでは、すでにPCR検査が受けられるようになっていました。


ドライブスルーでPCR検査が受けられると


直接人と接触することなく素早く検査ができるので


とても便利なサービスだと思います。

ライブやレストランでの飲食も創意工夫

コロナウィルスが流行り出してから


人が密集するようなアクティビティに制限がかかることがかなり多かったと思います。


アメリカもご多分に漏れず、特に2020年の1年間は


外出制限に加えてさまざまなアクティビティやイベントが中止となっていました。


このコロナ禍でアメリカでは、多くのビジネスが大変な思いをしながらも


諦めることなく、創意工夫を重ね、ビジネス活動を継続していました。


たとえば、コロナパンデミック真っ只中の


2020年の大晦日に行われたジャスティン・ビーバーの野外ライブは


ロサンゼルスにある「ビバリー・ヒルトン・ホテル」の屋上で開催されました。


Justin Bieber: Our World
https://youtu.be/CdR_o-y8GLA
Justin Bieber: Our World
https://youtu.be/CdR_o-y8GLA

(Reference:Amazon PrimeのYoutube公式アカウントの動画)


通常の野外ライブのように人が密になる状態で観客を動員せずに


ホテルのベランダの前でライブを実施することにより


240人と少ないですが、観客を動員して野外ライブを実施しました。


また、このライブは生配信もされましたが、視聴者が多すぎてストリーミングがダウンしたそうです。



カウントライブの舞台裏に密着したドキュメンタリーがこちらです!



そのほかにも、街のレストランでよく見かけたのが屋外ダイニングです。


特に冬のレストランのクリエイティブさはすごくて


屋外にテントやドームを設置し、暖房も備え付けられ


コロナに十分配慮した状態で、運営していました。


オフィス勤務から即リモートワークへ

2020年3月、ちょうどアメリカでコロナウィルスの感染者数が急増し


続々とロックダウンになっていったころ


私が住んでいるミシガン州でも、州内で初めて感染者が出てから


約1週間後にはロックダウンになり、オフィス勤務も禁止になり、リモートワークへ切り替わりました。


「パソコンのネットワークやシステム環境など、大丈夫なのかな?」


と心配していましたが、全くと言っていいほど何もなく


リモートワークに切り替わったその日から、家でスムーズに仕事ができています。


私の周りの友人たちも、在宅ワークで何か支障をきたした人はおらず


家からスムーズに仕事ができているとのことでした。



ワクチンが普及しだし、世の中が少しずつコロナ前の生活に戻ろうとしている中


オフィス勤務を再開している会社もでてきましたが


いまだ多くの会社ではフルリモートのままです。


このコロナパンデミックがきっかけで


リモートワークでも支障なく業務ができること


また従業員にとっては、通勤も必要なくなり時間効率があがることなど


在宅ワークの利点が周知されました。

必要なことには太っ腹な国、アメリカ

アメリカで暮らすとなると、とにかくお金がかかります。


家賃や食費などの生活費から、学費や医療費など、あらゆることで


「こんなにお金がかかるの?!」といつもびっくりしています。


My Colorful Life
アメリカの共働き事情〜女性もガツガツ働くワケ〜 みなさん、こんにちは!Yukikoです。今回は「アメリカの共働き事情」についてお話していきます。 毎日仕事に子…
My Colorful Life
アメリカ人は投資への関心が高いのか?アメリカの投資事情についてお話します! みなさん、こんにちは。Yukikoです!先日インスタグラムから、アメリカの投資事情についてブログを書いて欲しい…


アメリカの社会事情について興味のある方はコチラの記事もぜひご覧ください★


特にアメリカは、社会保障制度が充実していないので


その分、個人で負担しないといけません。


たとえば、健康保険は国民皆保険ではなく、任意加入であったり


産休育休は無給だったり


保育園料も全額自己負担なので、子供一人当たり10万円以上かかったりします。


救急車は1回の利用で数十万円請求されます


しかし、このコロナパンデミックでは


アメリカ政府による太っ腹な対応が見受けられました!

PCR検査とワクチンは無料

2020年の始まりとともに、コロナウィルスが流行り出してから


PCR検査はずっと無料で提供されており


最近では、家庭用コロナ検査キットが各家庭へ無料配布されました。


また、ワクチンに関しても、無料で接種ができました。

今春から、アメリカではPCR検査およびワクチン接種に健康保険が必要になり、加入している保険会社によって自己負担額は変わるそうです!

学生ローンの返済が中断

コロナウィルスの感染拡大で、アメリカ経済は壊滅的な打撃を受け


2020年4月に発表された雇用統計では


失業率がなんと14.7%と世界恐慌以来の過去最悪の数字を記録しました。


アメリカでは、多くの社会人が学生ローンの返済を抱えているため


国民の経済負担を少しでも軽減させるべく


2020年3月から、学生ローン返済を停止しています。


student loan

コロナ給付金は1年間で3回

コロナパンデミックによって悪化した経済状況を少しでも取り戻すため


アメリカ政府は、2020年4月から2021年3月の1年間で3回も給付金を支給しました。


それぞれの給付金対象者は、年間の給与額や独身か世帯者かなどで給付額は変わりますが


給付金3回分の合計が、最高$3,200です!


しかも、この給付金制度は未成年者も対象で、最高$2,500の給付を受けられます。

アメリカって結局どんな国?

コロナウィルスの感染拡大が起こり、はや2年が経ちましたが


このパンデミックを通じて見えてきたアメリカは以下の通りです。

  • 変化に対する適応力が高い国
  • 意見をガンガンぶつけ合いながら前進する国
  • 経済活動へとても積極的な国



アメリカという国が建国されてわずか数百年しか経っていませんが


世界に大きな影響を与えるほどの国になったのは


変化への適応力、物事を進める速さ、最善策をとるために臆することなく意見を言う姿勢


があるからだと考えます。


これらの観点から、アメリカはすごく面白い国だと思います!


アメリカ社会についてもっと知りたい方はコチラの本がオススメです!

 いいねお願いします 

よかったらシェアしてね!

この記事を書いた人

日本生まれ日本育ちの純ジャパ。
日本の大学を卒業後日本で4年半社会人生活を送り、渡米。ニューヨークにある大学院を卒業後、就職でミシガンへ。企業で働きながら、ミシガンライフを謳歌中。

コメント

コメントする

目次
閉じる