みなさん、こんにちは。Yukikoです!
先日インスタグラムから、アメリカの投資事情についてブログを書いて欲しいとリクエストがありました。

アメリカ人のお金にまつわる話、特にこの投資事情については
私もこのブログで絶対話をしたいと思っていたことの一つでした。
昨年から投資を始めたのですが、お金でお金を増やすことの大事さを痛感したので
ぜひ多くの人に投資の重要性を伝えたいなと思っています。
この記事では
2. データから見るアメリカの投資事情
について話していきます!
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在米5年目の私が実際に見たアメリカ人のお金にまつわる話
アメリカの投資事情をより分かりやすくするために、まず最初に
私が実際に見たアメリカのお金にまつわる実情をお話します。
ここで先に話しておきたいのですが、アメリカは
「日本と違ってあらゆる人種で構成されていること」そして「日本よりもかなりの格差社会」
なので、正直なところ「人種や所得レベル」でかなり話が変わってきます。
ここでは、そういったところも考慮して
アメリカ全体の傾向をできるだけ正確に伝えようと心していますが
なかにはここで話しているアメリカ人と当てはまらない場合もあると思います。
その際は、ご了承お願いします。
アメリカ人はお金をポンポン使います
これまでさまざまなアメリカ人に出会ってきましたが
アメリカ人はお金を使うことにそこまで抵抗が無いと言えるほど
大半のアメリカ人は物やサービスに対して、簡単にお金を使います。
を考えたところ、出てきたことが以下の3つです。
ローンを組んで大学進学も当たり前!アメリカの経済状況
アメリカは大量生産、大量消費、そして金融大国です。
そのためアメリカでは
「今手元にお金がなくても欲しいものはローンで購入する」
ということが割と一般的です。
例えば学生ローンで言うと、大学生全体の69%が学生ローンを利用しています。
そして、卒業後には平均約300万円のローン返済を抱えるそうです。

また、アメリカは正常にインフレを続けており、年々家の資産価値が上がります。
それは中古物件も同じなので、多くのアメリカ人は積極的に家を購入します。
なかには、大学卒業後の社会人1年目で家を購入する例も少なくありません。

あのリーマンショックの元凶となったサブプライムローンを思い出すね
このようにアメリカ人は
今手元にお金がなくても積極的にローンを組み、商品やサービスを利用します。
またご覧の通り
アメリカの経済は一時的にマイナス方向へ動くことはあるものの、長期的に成長しています。


そのため
株や不動産に投資をして何年後かに売却すると、投資額よりも高く売れるので
単に貯金し続けるよりもずっと良いということをアメリカ人は理解しています。
超個人主義!とにかく何でもお金がかかるアメリカの社会制度
これに関しては「アメリカ人がお金をポンポン使う理由の一つ」という意味合いではなく
「アメリカ人がお金を使わざるをえない理由」という意味合いになります。
アメリカは日本と違い超個人主義国家です。
その代表的な例が、健康保険です。


日本の健康保険は、国民皆保険なので、医療費の3割負担で済みます。
一方でアメリカは、自由診療が基本であり、日本のように国民全員が入る健康保険はありません。
そのため、アメリカ人は民間の医療保険に任意で加入しており
加入している保険によって医療費の自己負担額は変わります。
民間の医療保険に加入するには、ある一定の条件を満たしていないと入れませんので、保険未加入者もいます。
そして、たとえ健康保険に加入していたとしても、アメリカの医療費はとても高いです。
また、かつての日本には、終身雇用制が一般的であり、それに伴い退職金が支払われているケースも多かったと思います。


一方で、アメリカには昔から終身雇用制の概念は無く、退職金もありません。
そのため、アメリカ人は401Kなどの確定拠出年金に任意で加入し
毎月の給与からいくらかを長期投資にまわし、老後の資金を確保します。



良い会社だと、毎月の給与時に401Kにいくらか支払ってくれることもあるよ!
今でこそ、日本では「老後生活は年金だけでは賄えない」ということが
国民全体の認識としてありますが、アメリカでは昔から
政府から支給される年金に期待はなく、自分で自分の老後費用を確保します。
「今」が楽しいことが一番!アメリカ人の楽観的な性格
アメリカに来て4年経ちますが、日本人と比べると楽観的な人が多い印象です。
「お金がない」「お金がない」と言いながら
欲しいものをポンポン買ってしまうのがアメリカ人の特徴です。
日本人はどちらかというと「備えあれば憂いなし」という考え方で
万が一の非常事態に、また老後の生活に備えて貯金するという人が多いと思います。
一方でアメリカ人は基本的に
「いつ死ぬかわからないし、今を楽しく生きよう!」
という考え方の人が多いです。


そのため、貯金が無い人の割合は
日本では全体の38%に対して、アメリカは全体の54%を占めています。
しかしアメリカ人は
この楽観的な性格だからこそ、リスクよりリターンを期待して、積極的に投資をするのだと思います。
そのため、たとえ普通預金の口座に貯金がなかったとしても
株や持家、そして401Kなどを合わせると、資産としてかなりの金額を保持していたりするのです。
アメリカ人は投資の話が大好き?!
日本ではお金の話を人前でするのはタブーな風潮がありますが
アメリカでは投資や資産運用の話は、親しい友人関係であれば普通に話のトピックとして上がります。



私の周りでも、株やビットコインなど投資の話が普通に出てくるよ!
アメリカの高校では
ビジネスや金融経済など、お金にまつわる授業があり
若い時からお金に関して学んでいるので
日常生活で話に上がるのは、わりと自然なことかもしれません。
ちなみに最近あった投資関係の話だと
私の知り合いでNBA Top Shotで50万円儲けた人がいました。
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データから見るアメリカの投資事情
これまでは私自身の経験を含めた話をしてきましたが
ここからは実際に発表されているデータを基にアメリカの投資事情を紹介します。
下の表は、アメリカのコンサルティング会社が発表している
2021年度アメリカ全体における株式投資の状況です。


この表の通り、アメリカの成人56%が株を購入しています。
年齢別で見てみると、18歳から29歳の約40%が株式投資をしています。



私の感覚値もこんな感じ
また学歴が上がるほど、株式投資をしている割合が上がっています。
年収で見てみても、年収が高いほど株式投資をしている割合が高くなっています。
学歴が高くてお金持ちしか株式投資はできない?→全くのウソ!
「やはり学歴が高くてお金持ちしか株式投資はできないのか。。。」と思われた方
それは全く違います!
人種別で見てみると
白人が65%、アフリカ系アメリカ人が45%、ヒスパニック系アメリカ人が29%
となっています。
アメリカ社会では、教育水準や給与水準が低い層には、白人以外の人種が割合を占めています。
そのような中、上記の表では
約50%のアフリカ系アメリカ人が株式投資をしています。
株式投資に学歴も高い給与も不要になった理由は
インターネットやSNSの普及です。
●どんな人でも簡単に情報を得られるようになったこと
そして
●スマートフォンでいつでも簡単に株式投資ができるようになったこと
により、誰でも簡単に株式投資ができるようになったんです!
(Reference: Many younger Black Americans started investing in the stock market during the pandemic)
今ではInstagramやTwitterなどのSNSで
株式投資に関する優良な情報が発信されているので
どんな人でも簡単に情報を得られるようになっています!
今からでも遅くない!お金の勉強をしよう
私は日本とアメリカ両方での就業経験があります。
そして、どちらも経験して思うのが
日本人の仕事へ真面目に取り組む姿勢は本当にすごいんです。
しかし一方で、非常にもったいないなと感じることがあります。
それは、お金の勉強をしない人が多いことです。
自分が一生懸命働いて得たお金の価値が、この先もずっと同じ価値を持ち続けるとは限りません。
「お金って何ぞや?」ということをしっかりと理解しておかないと
せっかく貯めたお金も使いたい時に価値が下がる可能性も大いにあります。
世界各国のお金の価値観やお金の仕組みについて、世界一周の旅を通じて「世界のお金事情」について学んだ著者の体験談とともに、非常にわかりやすく説明されています。金融リテラシーを高めるための第一歩として、ぜひオススメしたい本です!(私も何度も読み直しています!)
株式投資を始めたい方はぜひ米国株の投資をおすすめします!この本は「米国株のいろは」を詳しく説明しています。今まで株式投資をしたことがない人や、株式投資について全く知らない人など、初心者向けの本です。私も我流で米国株の投資を始めましたが、専門用語や米国株の仕組みなど、知らないことも多かったので、一から学びたいと思い、今この本を読んでいます。


1991年のバブル崩壊後、日本人の給料は上がっていません。
しかし、税金は上がる一方なので、生活する上でかかるコストは上がっています。
一昔前まであった終身雇用制は終わりを告げ、老後の年金支給にも期待できない今
私たちは自分で自分の生活を保障することが求められています。
楽しい人生を歩んでいくために、お金の知識を身につけ、賢く運用していきましょう。。。!
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